「海外では様々な問題を引き起こしているクオーツストーン、なぜ日本だけクオーツストーンの人気・選定が増えているのか?」について
前回は、世界各国で起きているシリカ(水晶、Silica)健康被害、対策、訴訟問題(判決事例)など棚に挙げました。
今回は、「危険すぎる材料(Dangerous of Engeenired stone. Killer stone.)」を代替できるクオーツストーンはあるのかについてコラム掲載をしたいと思います。
まずは、現状日本で流通・販売されているクオーツストーンは、Killer Stone(殺人石)というあだ名がついており、
そのあだ名通り珪肺症を引き起こし死亡に至るケースが非常に高いことからオーストラリアは自国への輸入禁止品目として指定。
(2025年1月より施行)
一方、米国では人工石カウンタートップメーカーに対する訴訟が相次いでおり、各州でシリカへの曝露制限を設定を設けるなど対応に追われている状況になります。
※2024年8月にロスアンゼルス陪審員は、人工石カウンタートップメーカーに対する訴訟で5240万ドルの賠償金を認定(約74億円)
L.A. Jury Finds $52.4 Million in Damages in Silicosis Case | Stone Update
では、現状日本に流通されているクオーツストーンから
代替できる安全な材料である「ナチュラルストーン(Natural Stone)」についてご紹介します。
もくじ
ナチュラルストーン(Natural Stone)とは?
・既存クオーツストーンにあるシリカ(水晶、Silica)を取り除き、新しいメカニズムにて生産したもの
・シリカ含有率は、Zero(ゼロ)になるため、人体に無害な材料
→加工時のシリカ粉塵が肺に入ることにより、珪肺症(Silicosis)を発症することはありません。
→磨きなどのメンテナンスの際もシリカがないため、健康に悪影響を与えません。
既存のクオーツストーンとナチュラルストーン(Natural Stone)は何が違うのか?
・既存のクオーツストーン(結晶性)
→高いシリカ含有率(天然石40%に対し、クオーツ93%~95%のため珪肺症を起こしやすいとされている)
※結晶性シリカは、発がん性を有するとされ、人体に長期間・多量に暴露(触れたり、吸収したりすること)すると、
健康被害が生じる可能性があるとされている。
・ナチュラルストーン(非晶性)
→シリカの代わりにリサイクルガラスを使用、シリカー含有率はゼロ(Zero)のため、人体無害
ナチュラルストーン(Natural Stone)のメリット
・リサイクルガラス(非晶性)を使用することから、環境配慮型のSDGs材料
・ 人体無害原料(非晶性)のため、健康被害などの心配がない安全・安心な材料
繰り返しになりますが、結局は顧客のところへクオーツストーン(Quartz, Silica)天板が届くまで、材料加工を行う作業者の健康被害は年々
増加しているのが現状で日本以外の国々では作業者の命を守るため「緊急規則政策や輸入禁止」などを行っているのが現状になります。
※日本国内で販売される全ての「クオーツストーン」は、高いシリカ含有率を有するため、非常に危険な材料に該当します。
このような流れの中でなぜ日本だけクオーツストーンの人気が上がっているのか、消費者側と販売者側だけではなく「作業者側」ということも材料選定の際に考えるべきことだと思います。
弊社は、Zero-silica(ゼロシリカ)のもので
健康被害がない、安心・安全な空間作りができる材料のご提案をいたします。